私は毒親の過干渉と田舎暮らしがストレスで、30歳の時に実家を出て上京しました。
※詳しいいきさつについてはプロフィール↓に書いていますので、興味のある方は読んでみてください。
このブログにも、「実家を出たいけど出られない」という方からのアクセスがとても多いので、みんなどんなことで悩んでいるのかな?と気になり、今回アンケートを取ってみました。
そうして50人募集したところ、なんと!
わずか半日ほどで定員に達してしまいました。
これだけでも、いかに「実家を出たいけど出られない」方が多い状況なのかが伺えます…。
①性別・年齢
●女性:39人(20代:20人/30代:13人/40代:6人)
●男性:11人(20代:6人/30代:4人/40代:1人)
20代から40代という制限で、男女は不問で募集したのですが、約8割が女性という結果に!
私の場合は、
「女の子は地元の大学に行って地元の会社に就職して結婚するのが一番いい人生なのよ」
という親の価値観によって、結婚するまでは実家を出ないようにマインドコントロールされていました。
逆に、弟は県外の大学を受験させてもらえたので、あっさりと実家を出ることができました。
男女の収入格差だけでなく、こういう男女差別も、女性が実家を出られない理由の一つだと思います。
②実家を出たい理由
【1位】親への不満
●親が過干渉でもうすぐ30代というのに行動が制限されている感じがする為。(20代・女性)
●毎日親の悪口を聞きたくないです。ストレスなく過ごしたい。(20代・女性)
●母親に精神的に縛られている感覚が絶えずあるから。それが原因の一つで鬱病になったから。(20代・女性)
●子供に依存的で自立しない親と離れたい。(20代・女性)
●母親の愚痴がひどくて疲れる、将来のことに色々と口を出されてストレスがたまっているから。(40代・女性)
毒親の過干渉や子供への依存に悩んでいる方が、想像以上に多かったです。
私も同じ理由で実家ストレスがたまっていたので、気持ちはよくわかります。
親の過干渉や子供への依存というのは、「心理的虐待」にあたります。
児童相談所への虐待の相談件数の過半数は心理的虐待、という事実からもわかる通り、親子問題の多くは心理的虐待にあると思います。
ちなみに、子供の面前で親が激しい夫婦喧嘩をしたりDVをしたりすることも心理的虐待になります。
目に見えない分、まわりからも気づかれにくく、親も子もそれが虐待だという認識がない分、長期化する傾向があります。
心理的虐待は慢性的なストレスになりやすく、うつ病などの精神疾患を引き起こす可能性もあるため、早めに実家を出ることをおすすめします。
私が実家を出た時は、心理的虐待という概念を知りませんでしたが、
という謎の恐怖感にかられて実家を出たんですよね。
もしかしたら、あのまま実家にいたらうつ病になっていたかもしれません。。。
心理的虐待については、↓こちらの本がおすすめです。
●『不幸にする親 人生を奪われる子供』(ダン・ニューハース)
毒親の概念を世に広めた『毒になる親』の続編的な本なんですが、『毒になる親』が虐待全般を扱っているのに対し、こちらの本は虐待の中でも心理的虐待に特化した内容になっています。
気づかれにくい心理的虐待ですが、これを読めば、「あれって虐待だったんだ…」と気づくことができると思います。
心理的虐待の概念を詳しく知りたい方は、ぜひ読んでみてください。
【2位】一人で自由に暮らしたい
●一人で時間を自由に謳歌したいという願望からです。(20代・男性)
●完全に1人の空間が欲しいから。(20代・女性)
●一緒に住んでいる家族のことを気にせずに友人や恋人を呼びたい。(20代・女性)
●他人を気にせず自分のペースで生活したい。(40代・女性)
やはり、家族とはいえ、ずっと一緒にいると気を使いますよね。
【3位】自立したい
●いい年になってきたので、そろそろ親からも言われているから。(20代・男性)
●実家暮らしは楽だが、そろそろ親に生活の負担をかけるのは申し訳なくなってきたし、自立のためにも一人暮らしをしてみたいから。(20代・女性)
●親元から離れて、自立するために実家を出たいと考えています。実家で暮らしていると、金銭面で自立していたとしても、周りからいつまでも親に甘えているように見られることが多いからです。(30代・女性)
●いつまでも実家を頼りたくないという思いが強い。いくつになっても子供みたいで情けなくなる。家族であっても生活スタイルや考え方が違うし、親だって気を遣わずにゆっくり生活したいだろうと思う。(40代・女性)
自立したいというのは、大人としてごく自然な感情ですよね。
③実家を出られない理由
【1位】金銭面の問題
●安定した収入がないので金銭的に難しい。(20代・女性)
●実家を出たら経済的にやっていけるか不安。(20代・女性)
●趣味にお金を使ってしまい貯金があまりない(20代・女性)
●アルバイトのため貯金があまり出来ず、引越し費用がなかなか貯まらない。(20代・男性)
●10代後半から20代にかけて大きな病気をしたので、会社勤めもほぼできませんでした。当然貯金もないので仕方なく親の世話になっています。(30代・女性)
●自分で生きていくためのお金が稼げない。今の収入で家賃がかかると生活ができない。実家にお金を入れてはいるものの、実際には実家に世話になっているのが実態で、自立できていない現状がある。働きたい気持ちはあるが自分の年齢で雇ってくれるところがない。(40代・女性)
「お金がない」「今の収入でやっていけるか不安」といった金銭面の問題が6割以上にも上りました。
そこで、私の経験をお話ししたいと思います。
私はどうしても親から離れたかったので、アルバイトでも節約してコツコツ引越し資金を貯めました。
引越し先も、駅近の綺麗なマンションとかではなく、家賃を極限まで抑えるために、駅から遠い上に年季の入った古い家を選びました。
その際、「転職先の給料がこれくらいなんだけど、どのくらいの家賃なら住める?」と、一人暮らしをしている友人に相談して決めました。
金銭面の問題で実家を出られないという人の多くは、「今の生活水準を保ちたいから、お金が足りない」と思っています。
つまり、お金の問題よりも、「絶対に実家を出る!」という意識が弱いところが問題なのです。
親というのは自分よりも先に死にますし、その前に介護が必要になる可能性もあります。
そうなったら、いやでも自分の収入で生きていかなくてはいけなくなるのですが、遠い先の話と思って、経済的自立を先延ばしにしているんですね。
ですが、その頃には自分も歳をとっていて、今よりもっと経済的自立の難易度が上がりますので、今のうちから意識を変えて、自分の収入で生きて行く方法を学んでみてください。
お金を貯められない方は、↓こちらの2記事をまず読んでいただきたいです。
「貯金をできない理由はなぜなのか」「収入を上げるためにはどういう働き方をすればいいのか」といった話を書いています。
【2位】親子共依存
●親が自分に甘く、自分も親に依存している部分があり、お互いに自立できていないから。(20代・女性)
●姉が先に出ていってしまったので私が出ていくと親が寂しがるから。(20代・女性)
●一人では何も出来ないと言われるから。話を聞く人がいなくなると親の精神が不安定になるから。(20代・女性)
「子供が家を出ると不安になる」と親が思うのも、「自分が親を支えてあげないといけない」と子供が思うのも、親子がお互いに依存しあっていることが原因で、「親子共依存」と呼ばれています。
私の場合もこれが原因でした。
健全な親子関係が成り立っていれば、親が子供の自立を望み、子供も自立を望みます。
親子共依存になる根本の原因はどこにあるのかというと、夫婦関係です。
夫婦の結びつきが弱いと、親(多くの場合は母親)は子供に依存するようになります。
そうすると、子供も「私が親の相手をしてあげないといけない」と無意識のうちに思うようになってしまうんですね。
この、親子共依存と夫婦関係については、↓こちらの本に詳しく書かれています。
『母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き』で有名な、信田さよ子さんの著書です。
信田さんは毒親本を多数執筆されていて、私も何冊か読みましたが、この本を読んだことで、私の母が子供に依存していた根本の原因は父との関係にあったことに気づき、目からウロコが落ちる思いでした。
親子共依存に陥っている方は、ぜひ読んでみていただきたいです。
まとめ
今回は、アンケートを元に、実家を出たい理由や出られない原因について、実際に実家を出た私の経験に基づいて考察してみました。
実家を出ると、人生が変わりますし、人間的にも大きく成長できますので、いろいろハードルはあると思いますが、頑張って乗り越えてほしいと思います。
↓実家を出るための考え方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。
どんなに頑張っても健康になれない理由とは?
健康オタク歴6年の私が、
健康を保つために特に重要だと思っていることは、
●十分な睡眠
●自分の身体に合った食習慣
●適度な運動
●ストレスマネジメント
の4つです。
・・・ですが、
こういった生活習慣が健康に対して効果を発揮するためには、
まず、身体の土台ができている必要があります。
ちょっと想像してみてください。
どんなに素敵な家を建てようとしても、
土台ができていなかったら、
どんなに頑張っても素敵な家は建てられないですよね?
それと同じで、
どんなに健康的な生活習慣を心がけたとしても、
身体の土台ができていなかったら、
どんなに頑張っても健康にはなれないのです。
私はそれが原因で、長年解決できない健康上の悩みがあったのですが、
身体の土台を整えることで、やっと悩みを解消することができました。
そんな経験もあって、
「このブログにたどり着いてくださったあなたにはそんな遠まわりをしてほしくない!」
と思い、
私がどうやって悩みを解消するに至ったのかを、次のページにまとめました。
あなたがもし、どんなに頑張っても解消できない悩みを抱えているのだとしたら、
私の経験が参考になるかもしれません。
次のページから読んでみてくださいね。
↓↓↓
『健康オタク歴6年の私が1か月目に知りたかったこと。』