大事なのは、人の気持ちがわからないということをわきまえた上で、どうやったら人の気持ちを傷つけずに話せるかを学ぶ意識を持つことよ。
目次
人の気持ちがわからないのは当たり前!?
「人の気持ちがわからないと言われる人」とは逆に、「人の気持ちがわからないと言われない人」は、人の気持ちがわかる人なのでしょうか?
答えは「No」です。
人の気持ちがわかる人なんて、この世に存在しないのです。
なぜなら、本当の気持ちというのは、本人にしかわからないからです。
じゃあ、人の気持ちがわからないのに、なんで人の気持ちがわからないと言われずにすんでいるのかというと、人の気持ちを傷つけずに話す方法を身につけているだけなのです。
それは、生まれつき備わった能力ではなく、人付き合いの経験を通して自然と学んでいくものです。
しかし、それを自然に学ぶことが苦手な人も、中にはいるんですよね。そういう人が、人の気持ちがわからないと言われてしまう人なのです。
私の母がまさにそんな感じだったので、母を反面教師として自分なりに学んだことをまとめていきたいと思います。
人の気持ちがわからないと言われる人の話し方
①事実や思ったことをそのまま言う。
私たちは子どもの頃から、「嘘をついてはいけない」「隠し事はよくない」と教育されてきましたが、それが必ずしもすべての場合に当てはまるとは限らないということを、経験を通して自然と学んでいきます。
いわゆる、「空気を読む」というスキルです。
しかし、そのスキルを身に付けられなかった人は、正直に言うことが良いことだと信じているので、事実や思ったことをそのまま言ってしまって、相手を怒らせてしまいます。
②自分の立場や価値観だけで話す。
自分の立場や価値観が絶対だと信じている人は、違う考え方の人がいるということを想像できません。
そのため、自分の価値観に合わないものについて平気で悪口を言ってしまい、相手を傷付けてしまいます。
③間違いを正そうとする。
論理的思考の強い人は、正論を持ち出して、人の間違いを指摘してしまいます。
ですが、状況によっては必ずしも正論が正しいとは限らないので、相手をイラつかせてしまいます。
人の気持ちがわからないと言われた人が意識すべき3つのポイント
①自分が絶対正しいという意識を捨てよう。
自分が絶対正しいと思い込んでいると、相手の気持ちを考えるという発想がわきません。
「ホントのこと言って何が悪いの!?」と逆ギレしたり、嫌がっている人にいつまでも自分の価値観を押し付けたりしてしまうのは、そこが一番の原因なんですね。
②いろいろな立場の人がいるということを意識しよう。
人の立場や環境によって、それぞれ決まったルール、セオリー、慣習などがあります。
もちろん、自分と違う立場の人のことはわからないので、わからないということ自体は悪いことではありません。
しかし、いろいろな立場の人がいるということを意識していなければ、自分の立場だけで発言してしまって相手を傷つけてしまうことになります。
たとえば、東京ではエスカレーターは左側に立つという慣習がありますが、右側に立っている人がいた時に、「左に寄れ!」「邪魔だ、どけ!」と暴言を吐く人がいます。
あれは、いろいろな立場の人がいるということを意識していないから起こる問題なんですね。
しかし、いろいろな立場の人がいるということを意識していれば、「右側に立っているのは何か理由があるんだろう」と考えることができますし、インターネットでその理由を検索することもできます。
③人によって価値観が違うということを意識しよう。
人はそれぞれ、自分の価値観を持っています。
その価値観というのは、長い年月をかけて作られたものであり、簡単には変えることができません。
なので、人に価値観を変えることを強要すると、強い反発が起きてトラブルになってしまいます。
もし、人に違う価値観を教えたいと思った場合は、“強要”ではなく“提案”する程度にとどめておきましょう。
たとえば、炭水化物抜きダイエットをやっているBちゃんに、「炭水化物ダイエットなんか効果ないから、レコーディングダイエットをやりなよ!」と言ってしまうと、炭水化物抜きダイエットが効果があると思ってダイエットをしているBちゃんにとっては、“強要”になってしまいます。
なので、「Bちゃんは炭水化物ダイエットやってるんだね。ダイエットっていろんな方法があるから迷っちゃうよね〜。私は3年前にレコーディングダイエットっていうのをやってみたんだけど、あれも結構効果あったよ。」と言えば、単なるひとつのダイエットの経験談として話すことができます。
人の考え方や価値観を学ぶ方法
①聞き上手になる。
人の気持ちがわからないと言われる人は、人の話にすぐ口を挟んでしまいがちです。
まずは、人の話をじっくり聞くことを意識しましょう。
話をじっくり聞けば、話の端々に相手の考え方や価値観が見えてきます。
②心理描写の多いマンガやドラマを見る。
人の気持ちは、言葉だけでなく表情にも現れるものです。
マンガやドラマは表情が見えるので、小説よりもわかりやすいです。
③いろいろな立場の人のtwitterを見る。
twitterには様々な立場の人がいるので、いろいろな立場の人のセオリーや考え方などを手っ取り早く知ることができます。
そして、twitterの大きな特徴は、「本音(素の感情)」が吐き出されているところです。
「こんなこと言われて嫌だった」「こんなこと言われて悲しかった」といったつぶやきを見ると、「こういうことを言うと人を傷つけるんだな」と学ぶことができます。
まとめ
今回は、人の気持ちを傷つけずに話すために必要なことをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
大切なのは、「自分が絶対正しいという意識を捨てる」こと、「いろいろな立場の人がいるということを意識する」こと、「人によって価値観が違うということを意識する」ことです。
人の気持ちがわからないからといって自分を責めていると、隠れストレスに繋がってしまいますので、今回ご紹介した方法で人の考え方や価値観を学び、ストレス解消を目指しましょう♪
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こんにちは。
私も人を知らずに傷付けていることがあると思います…。「強要するのではなく、提案する」ということは、なるほどと思いました。
身近な人であればあるほど、強要するような口調になってしまいがちだと思います。それでも嘘をつかれるのは嫌なので、嘘をつかずに、また、相手に良く思われようと変に取り入ることなく、傷付けずに…。難しいかも知れませんが、そう対応出来たらとても良いなと思いました。
>あこさん
身近な人だと、遠慮がないのでつい強く言ってしまいがちですよね💦
難しいですが、いくら親しい中でも他人ですから、自分と他人とをしっかり区別することが大事ですね。
「人の気持ちがわからないと言われた人が意識すべき3つのポイント」
とても参考になりました。
自分が正しいと思い込みがちなことや、相手のことを思いやっているつもりでも、実は勘違いで相手を怒らせてしまうことも良くありますよね。
私も”自己中”と人に言われたりしますが「えええ?私が自己中?!」っと、マジでびっくりします。ほんと、自分ではわからないのです。
書かれていることを参考にして、めげずに頑張ってみます!
相手から注意されても「そんなこと言ったって」と、反発してしまいますが、このように文章で書かれていると、素直に受け止められます。(笑)
>しらかばさん
面と向かって言われるとつい反発してしまいがちですが、活字で書かれていると客観的に受け止めやすいですよね😅
ぜひ記事を参考にしていただけると嬉しいです!