上京物語

【上京物語・第5話】物心ついた頃からおデブな人生。子供の肥満は親が原因。

私は小学校に入る頃には既におデブでした(T_T)

私の記憶では、そんな幼少でおデブの子って、
クラスに1〜2人いるかいないかだったと思います。

母からは「真綾が太ってるのはお父さんの遺伝よ」と、
子どもの頃からずっと言い聞かされてきました。

というのも、うちは両親とも大食いだったのですが、
母はいくら食べても太らず、父は食べたら食べただけ太るので、

母=太らない体質、父=太る体質 → 父似の私は太る体質が遺伝したので太る

という論説だったのです。

冷静に考えたら、ギャル曽根体質の母が異常なんであって、
食べたら食べただけ太る父はいたって普通の体質なんですが、
なにしろ実家にいた頃は毒親に洗脳されてましたので、
私は太る体質だから太るんだ!と思いこんで、自分の運命を呪ってました。
 
 
私がやせ始めたのは、上京してきてからのことです。

しかし、その頃はまだ洗脳がとけてなかったので、
「太る体質なのにやせるのはおかしい! きっと仕事が激務でやつれただけだ!」
と思ってました。
 
 
いよいよ親に問題があると気づいたのは、子育てを始めてからのことです。

娘が異常な食欲で、あればあるだけ食べようとするので、
お友達はどのくらい食べてるのか見てみました。

・・・ん? 幼児の食事量ってこんなに少ないの?
と思ってびっくりしました。

考えてみれば、こんなに小さい体で消化器官も未熟なのに、
たくさん食べられるはずがないですよね。

区の保健師さんからも、一度にたくさん食べられないので、
間食で補うようにアドバイスされました。

なので、試行錯誤しながら食事量を決めて与えていたら、

父:
「まだ食べたがってるってことは量が少なすぎなんじゃないか!?」
「食べさせないと身長が伸びないぞ!」

母:
「真綾が3歳の頃はいくらでも食べるからどんぶりで食べさせてたわよ!」
「娘ちゃんがぽっちゃりしてるのは真綾の遺伝よ!」

などなど…帰省した時に攻撃されまくりました。。。

そうか、、、私が太ってたのは、
親が幼児の適切な食事量というものを勉強せずに、
欲しがるだけ与えていたからかーーー!!!( ゚д゚)
と、気づいたのです。
 

食べる量が小学生女子の量じゃなかった

思い返すと、小学校低学年で既にごはん3杯食べてました。
“ごはんはおかわりするもの”という概念でしたね。

当然、おかずもその“ごはん3杯”に相当する量を食べていました。
小学生女子の量・・・というか大人女子の量すら超えてたと思います(ーoー;)

“腹八分目”という概念は教わったことがなく、
もうこれ以上食べられないという限界まで食べないと、
「まだ食べれる?」といつまでも食べ物をすすめられます。

いつも満腹になるまで食べていたので、
しょっちゅうお腹をこわして下痢をしてましたね。。。

そのことに対しても、親は“異常な食べ過ぎ”であるとは気づかず、
「真綾はお腹こわしやすい体質だから、“ちょっと”食べ過ぎたらすぐお腹こわすわね」
と言っていました。。。
 
 
遠足のお弁当も、かわいいお弁当箱でなく、
弁当屋で使ってるような使い捨てのプラパックで、どう見ても大人サイズでした。

しかもそれを新聞紙で包むという、とても子供のお弁当とは思えないかっこ悪さで、
みんなから笑われていたので、お弁当を出すのが恥ずかしくて辛かったです。
(お箸ももちろんわり箸です!)

「なんか、お友達のお弁当箱、もっと小さい気がするんだけど…?
あと、使い捨てのお弁当箱に新聞紙なんて誰もいないんだけど…?」
と母に言うと、

「お友達はごはんをちょっとしか食べずにお菓子ばっかり食べてるからよ!
それに、使い捨てなら帰りに捨てて帰れるから荷物減って助かるでしょ!」
と言い返されたので、
私はそれ以上何も言えずに、6年間そのお弁当で遠足を耐えました。。。

遠足といえば、おやつも自分の買いたいものを買わせてもらえず辛かったですね。

お友達は駄菓子とか、いかにも子供が好きそうなお菓子を持ってきていて、
私もみんなが食べてるようなお菓子が食べてみたかったんですが、
母と買いに行くと、「体に悪い成分が入ってる」「甘すぎて美味しくないわよ」
など、買う前に“母チェック”が入り、合格したお菓子しか買わせてもらえませんでした。
 
 
そんな健康志向の母は、お菓子を手作りするのが大好きで、
クッキー、ドーナツ、アップルパイ、ケーキ、などなど…
しょっちゅうスイーツを作っていました。

母は「お母さんの作るお菓子は甘さ控えめだからヘルシーよ!」
と言っていましたが、今思うと小麦粉+乳脂肪で太る要素満載ですよね。

でも当時はそんなこと分からなかったので、
私はごはんをがっつり食べた上に、お菓子もすごい量食べてしまったのです。。。
 

男子にいじめられた小学生時代

そんなふうにして、制限なく食べ物を与えられた結果、
すっかりおデブになってしまったわけですが、
なにしろおデブはアウェイな存在ですから、目立つんです。

やんちゃな小学生男子から見たら、いじめの格好の標的です・・・( ;´Д`)

私は、母が運動嫌いで、一緒に運動遊びすることもなく育ったらしいので、
学年でもトップの(!?)運動音痴でした。
それに加えて、体が重いので、動くのが本当におっくうでした。

ゆえに、体育の時間は壮絶に苦痛でしたね。。。
体育があるだけで、その日は学校に行きたくないと思っていたくらい嫌いでした。

・50m走は13秒台
・けんすいは1回もできない、逆上がりもできない
・ボールは狙ったところに飛んでいかないしキャッチもできない
・マットで後ろまわりできない
・縄跳びは前飛びと二重飛び以外できない(前に回す以外の動き不可能)
・マラソンは最下位争い
・水泳の息つぎができない

・・・今思い返しても見事なまでの運動音痴っぷりですが、
痩せてる子が運動できなくても何も言われないんです。
おデブが運動できないとからかわれるんです!!

デブだから走るのが遅い
デブだから体が持ち上がらなくて鉄棒できない
デブだから素早く動けない
・・・

できなくて落ち込んでるところに、暴言の上塗りです。

また、当時は体操服がブルマだったので、
太ってるのが一層強調されて、「デブ!」「ブタ!」と言われてました。
まじでブルマはおデブの大敵です!!!( ̄Д ̄)ノ

今はハーフパンツなのでホントうらやましい。。。
 
 
学校でデブって言われるのが辛いって母に言っても、
「真綾はぽっちゃりしてかわいいわよ!そんなこと言われても気にしちゃダメよ!」
と言われます。(完全に主観的発言・・・)

私は自分が太っててかわいくないと思っていて、
デブって言われるのも気にせずにはいられないのに、
真逆のことを言われて、ますます辛くなりました。。。
 

鏡も写真も見たくない

おデブで何が一番辛いって、着たい服が着れないってことです。
子供でおデブは少数派なので、サイズの合う服がないことが多かったです。
かわいいと思った服はたいてい標準サイズしかなかったですね。

サイズがあったとしても、試着してみたらなんか違うんですよね、、、
やっぱり標準体型に合わせてデザインされてる服なので、
おデブが着ても似合わないっていうか、、、鏡を見てガッカリします。

そして、ここでも“母チェック”が入ります。

「そのスカートは短いから足が隠せないわよ」
「ボーダーは太って見えるからダメよ」
「この服ならダブっとしてるからお腹が隠せるわよ」

と、いかに体型隠しできる服を選ぶかということに燃えていたのですが、
これだけ市販の服がなかなか合わないという状況にあっても、
母は自分の食事の与え方に疑問を持つことはないんですよね。。。(ー_ー;)

そんな状況だったので、結局、最終的に選んだ服は、
これが欲しい!と思って選んだ服ではなく、消去法で選んだ服でした。
 
 
そして当然、写真を撮られるのも大嫌いでした。
何が楽しくて、自分の太った姿を残さなければならんのか…!

しかも、母はいつも「ニコッとして!」「笑って!」と、笑顔を強要します。
私は笑うと下ぶくれになってますます太って見えるのがすっごく嫌だったので、
絶対笑いたくない!!!と思って、かたくなに笑いませんでした。

もちろん、人に会う時に愛想笑いすることもなかったので、
「真綾は女の子なのに愛想が悪い」「いつも無表情」と言われてました。

笑おうと思っても笑うことができないのに、愛想が悪いと言われ続けたので、
すっかり「自分は愛想の悪い性格なんだ」と思い込むようになっていきました。

上京してからは痩せたので、
笑顔で写真を撮られたり挨拶したりすることもできるようになったし、
親がいないので自分の意見もだいぶ言えるようになりました。

ただ、夫と一緒に帰省した時に、
「真綾は実家に帰ると小さい女の子になったように見える」
と夫に言われ、その時は意味がよくわからなかったのですが、
私は相変わらず親にはなかなか自分の意見が言えていなかったみたいで、
東京にいる時の私と違うと夫は思ったようです。
 


 
 
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